このまま、進まなかったら帝王切開になると
告げられてから四時間。

「これが陣痛かぁ~」

という痛みが強くなっているにも関わらず分娩には進まず...m(__)m

「急にママのお腹の中が良くなっちゃったのかな?」

「やっぱり、まだお腹が良いよ~って
感じかな~」

助産師さんたちは、ほがらかに
話し掛けてくれるけど
返す余裕は無し。

赤ちゃんに訊ねる。

「ベイビー?お腹が良くなったのかな?ママ頑張るから、出ておいでよ~」

.........

こればっかりは、先生にも助産師さんにも
理由が分からないらしい。

お腹をさすって、頑張ろう~と声を掛け続ける。

......

気づけば、また3時間が経っていた。

ついに、先生が「緊急帝王切開にしましょう」と告げてきた。

これまで頑張ったのにな、少し残念。
でも赤ちゃんの安全が第1((。>д<)
それを察してか助産師さんが声を掛けてくれた。
「帝王切開も立派なお産ですよ、最後まで赤ちゃんと頑張ってくださいね」

何かに救われた気持ちになった。
一気に帝王切開の準備が始まる。

手術の同意書類や
点滴など...

ただ、もお陣痛が高まっている私は何も出来ず
旦那くんが進めてくれていた。

意識がうつろで
半目な私は、心の中でありがとうと呟きました。

あれよあれよといううちに

手術室へ。

「いよいよ、赤ちゃんと対面!」

もお一踏ん張り!!

麻酔が効いてくると
眠くなってきた。

寝ちゃったら赤ちゃんとすぐ対面できないじゃん...

寝ちゃダメーー
そんな葛藤をしていたのを覚えている。

先生が大きな声で
「赤ちゃん出まーす」
と言ってくれた。

大丈夫かな、元気かな、お産時間掛けちゃったから無事かな...

すると、
フェーーンという泣き声が聞こえてきた。
テレビとかで見る「オギャー!」とはちょっと違って、ほっんとうに今初めて声を出したって感じの可愛い声。

あ、良かった元気!!!


泣き声を聞いて、安心してか

ふわっと涙が出た。

看護師さんが抱いて
私の前まで赤ちゃんを見せに来てくれた。

...帝王切開のお産は
すぐに赤ちゃんを抱けない...

わぁー)
かわいい~


「はじめまして」

一瞬の対面をして
すぐに検査のために
行ってしまった。

手術台のうえで
赤ちゃんの顔を思い浮かべて
可愛かったなぁと
しみじみ。

母、スタートするんだなぁ~
しみじみ。

手術室を出ると、旦那くんと実母が迎えてくれた。

「お疲れ様」

その言葉にまた何故か
涙が出た。

1509967444242


世の中にいらっしゃい。

私達の元に無事に来てくれてありがとう。
私達を親にしてくれてありがとう。


2017.11.6
午後 5:38

3414g    52㎝  ♂男の子


読んでくれてありがとう
IKUMI