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昨年の全日本。
今、振り返れば体調が悪かった理由は
幸せの兆候だった訳で...

しかし、それが
それと思っていなかった私は
「限界かも」と思っていました。
一年間、大会の為に
トレーニングしたりスノーボードの技術を整えたり、メンタルのコンディショニングしたり。

当たり前の様にやって来た事が
出来ない。

疲れが取れない感じがして
滑りにキレが無いと感じたり...
精神的にも
楽しいはずの大会の舞台が
怖く感じたり。

「辞めたくなる前に引退しよう」

「若手の育成にも役に立ちたいな」

それが一線を退こうと思った理由です。

そして、妊娠・出産で
「引退のいいきっかけ」を得たのです。

シーズンが始まり、トレーニングも出来るようになって、スノーボードに乗りはじめて...

「大会」を全く意識しない
滑りの世界。 すごく、楽しい。
だからか滑りも調子が良い笑

そんな様子を見た周囲の方々に色々な
声を掛けてもらう。

その中で、ハッとした言葉が...

「きれいごとの引退、勿体ないな」って。
少し悔しくも、図星。

「若手のため、子供のため」大会を辞める。
でも本当は、「もぉ限界かも...」

.........。
今年、大会に出なかったら
もぉ... 2度と挑戦出来ないだろうな...。

ただでさえ、優柔不断な私は
葛藤を抱えたら
もう答えなんて出ない。
悩み、悩み、悩みました。
......

でも、家族や所属先、メーカーが
選手として環境を整える準備が出来るよって
言ってくれているのに...

「逃げるみたいな引退は、嫌だな」

そう思ったのです。

子供に見せたいのは
ただ、カッコいい姿では無くて
負けない姿では無くて

勝ちに挑戦する姿とか
可能性があるなら、やり抜く姿とか

応援に全力で応える姿

かな。


引退する時は
「もうダメだ...」

じゃなくてーーー

「あぁ、やりきった!」
って思うときに。

引退って言ったり
やっぱりやるって言ったり

周囲の皆さんを
振り回してしまいました、すみません。


何とか間に合いました( 〃▽〃)


妊娠・出産も、ちゃんとした知識で
向き合えばスノーボードをすることに
何も不利にはなりません。

私、沢山のサポーターさんの中
トレーニングもコンディショニングも
してきたので
産休明けとか
言い訳できないですー笑。


明後日、開会式を迎えます。
全日本スノーボード技術選手権大会

思いっきり滑ってきます!!

3/1 開会式 
3/2 予選一日目 
3/3予選二日目
3/4 決勝
@新潟県 上越国際スキー場